最近、COVID-19の影響により新鮮な果物をはじめ農産物の輸出は多くの困難に直面している。農産物の輸出の困難により、農家だけではなく、農産物加工企業も悪影響を受けている
カシューナッツ:あるカシューナッツの加工企業(Xuan Loc県)は多くの困難に直面しているが、稼働の継続を取り組んでいる。(写真: Nam Vũ)
しかしながら、COVID-19が抑制された後に、農産物、特に食品や新鮮な野菜、果物の輸出が回復され、急に成長すると見込まれている。
輸出停滞
ドンナイには現在、1万ヘクタール以上のバナナ、約12,000ヘクタールのマンゴー、約7,000ヘクタールのドリアンなど生産面積が国のトップである。このうちの60〜80%は未加工の状態での中国市場への輸出である。これらの果物の収穫のピークは毎年4月から8月までである。
急お正月以降、COVID-19の影響により、パラミツ、マンゴー、ドラゴンフルーツなどは輸出停滞により値段が安い。その内、最も大きく影響されるのはマンゴーである。マンゴーの収穫は3月~4月であり、COVID-19の影響による中国の輸入中止の時期に入る。
Suoi Lonというマンゴー組合(Xuan Loc県、Xuan Hung町)の組合長Nguyen The Bao氏は「3月末はマンゴーの収穫ピークなのに、COVID-19の影響で中国は輸入を中止するため、輸出できなくて、国内市場のデマンドも急減しているため、多くの農家は収穫せずに放置していた」と悲しく述べた。また、「このシーズン、多くの農家は何も儲からない。今、中国は輸入を再開しているが、供給源が多いため、過去10年の最低の値段で売っている」と同氏が述べた。具体的に、Hoa Locマンゴーは去年が農地え50,000ドン/Kgだったのに、今年が10,000ドン/Kg;タイマンゴー、台湾マンゴーは4,000ドン~5,000ドン/Kg、梅雨マンゴーは1,500ドン~1,800ドン/Kgしかない。
今年のカシューナッツの値段16,000ドン~18,000ドン/Kgであり、最近数年の最低を登録している。カシューナッツの収穫が年に1回しかないのに、多くの農家が赤字に陥るている。Xuan Truong町(Xuan Loc県)にあるカシューナッツの加工企業のオーナーが2020年旧正月以降、不景気に耐えられず操業を停止していると述べた。最近カシューナッツの加工・輸出事業は様々な困難に直面し、最近1年間で当社はほとんど利益を出せない。ある時期、カシューナッツの値段や注文が急減していたため、赤字に陥る事もあると同氏が語った。彼の企業が停止している理由の一つは今年に入ってからほとんど輸出の注文がもらえなくて、国内市場のデマンドも急減している事である。
機会を待つ
マンゴー:中国は輸入を再開したがマンゴーの値段がまだ安い
写真:Dinh Quan県でのマンゴー収穫(Nam Vũ)
COVID-19が抑制された後の、農産物の輸出市場が回復すると期待しているQuyet Tien農民組合(Cam My県、Xuan My町)の組合長Pham Thanh Dong氏によると最近中国との取引が回復してようであり、バナナ、マンゴードラゴンフルーツなどは各トレーダーに購入され輸出されている。中国への輸出事業は段々回復し、中国市場の新鮮果物をはじめ食品のデマンドが非常に高いだが、陸上輸送による輸出はまだ厳しくていつでも止められる可能性があるので、船便など正式な輸出経路に切り替えたほうがリスクを避ける事ができると同氏がアドバイスした。
同様な観点から、カシューナッツ加工・輸出を運営しているTuan Sang企業(Trang Bom県、Tay Hoa町)のオーナーPham Van Tuan氏により、カシューナッツ加工企業は困難に直面しているが事業を継続できるように努力し、輸出市場の回復まで待っている。「農家からのカシューナッツの購入を続けているが資金が困っている。企業が優遇制度を受けられるように政府より優遇融資の政策を立て欲しいとTuan氏が述べた。
Nam Vu