ドンナイ省はフー・トック工業団地（ディン・クアン県）およびロン・ジャオ工業団地（カム・ミー県）を選択し、農産物の加工産業を発展させるために投資します。今年末にいずれかのプロジェクトが稼動開始できる事を目指しています。
この2箇所の実施状況に応じて、水平展開を実施し、農産物加工業を促進し、農業生産の効率性と持続可能性を高める。
農産物加工業「息切れ」
農業農村開発省によると、近年ではドンナイ省の農業生産は良い成長率を続けており、全国の平均成長率よりも高いです。
特に、ドンナイ省の農業生産は、大規模で集中的な生産に移行しています。 現在、Dong Naiは44,000ヘクタールのゴムの木、34,000ヘクタールのカシューナッツの木、19,000ヘクタールの胡椒の木、10,000ヘクタールのランブータンの木、10,000ヘクタールのマンゴーの木、3,000ヘクタールのドリアンの木等のような集中的な生産地域を形成しています。特に、ドンナイ省は生産と消費を結びつけた19箇所の大規模プロジェクトの実施を可決しました。
しかし、発展している内に、同省の農業はまだ持続不可能で不安定です。 主な理由は、農産物の加工産業がまだ弱くて時代に遅れていることです。 そのため、ほとんどの農産物は素材として低価値で輸出されなければならず、市場の変動に大きく影響を受けているという事実につながります。
ティエン・ミン株式会社（ロン・カイン市）におけるカシューナッツの処理
工業貿易省のグェン・チー・フォン副局長は次のように述べました。現在、ドンナイ省には農産物・食品加工の分野で300社の企業があり、そのうち130社が各工業団地に所在しています。 しかし、ほとんどは外資企業（FDI）であり、国内企業の数は非常に少ないです。 「農産物加工産業への主な貢献は外資企業からです」とフォン氏は発表しました。
なお、ドンナイ省には、農産物・食品加工事業を行っている事業所や団体が3000箇所以上もあります。しかし、ほとんどの事業所は小規模で時代遅れの技術で生産しているため、簡単な処理しか出来ず複雑な処理が出来ていません。
ドンナイ省の農産物・食品加工業界の状況を評価した時に産業貿易省の副局長は、ほとんどの企業や事業所が簡単な処理しか出来ないため大した価値向上が出来ないと言いました。 主な加工製品は動物飼料、調味料、コーヒー、缶詰食品、サトウキビ、ビールなどです。その一方、ドンナイ省の所長である果物や畜産物に関する加工製品はほとんどありません。
省人民委員会副委員長のボー・ヴァン・チャイン氏によると、ドンナイ省は工業地域ですが、この数年は主に製造機械、繊維、革靴などの産業の発展に集中し、農産物が多様で豊富な農業生産地域なのに農業に関する産業の発展が弱いです。副委員長によると、農業生産が不安定で持続不可能なのは一つの理由です。 「加工産業が発展していないので、収穫時の農産物が多すぎて値下げにつながります。加工産業が発展していれば、農産物を様々製品に加工し、価値を向上させ、市場を拡大することができます」と、ボー・ヴァン・チャイン副委員長は述べました。
2つの工業団地を活用し農産物加工に優先する。
農産物加工産業の「低迷」状況に直面しているドンナイ省は現在、この分野の発展を促進するために必要な資源を調達しています。 ボー・ヴァン・チャイン副委員長によると、農産物加工業は今後の重要な産業で中心とする必要です。「国内で加工し、国内のブランドを作ることで高価で輸出し、農業の継続可能な発展を図る」と発表しました。
この方向付けに従い、ドンナイ省はディン・クアン県のフー・トック工業団地およびカム・ミー県のロン・ジャオ工業団地を選択し、農産物加工分野の投資家を集めています。
産業貿易省のグエン・チー・フォン副局長は、この2つの工業団地がすでにドンナイ省の企画に反映されて、投資家が未定なので非常に便利だと言いました。なお、これら2つの工業団地に関する手続きがほぼ完了しています。
農業加工産業を優先する際のフー・トック工業団地の潜在力について、ディン・クアン県人民委員会のチャン・ナム・ビェン副委員長は、交通が便利で国家電気システムへ接続された工団地であり、特に農産物量の多いディン・クアン、トン・ニャト、スァン・ロックの3つの地域を結びつけられるといいました。
ロン・ジャオ工業団地については、カム・ミー県人民委員会のグエン・ヴァン・タン副委員長によると、まだ着工していないが、多くの農産物加工分野の投資家が登録しているということです。
この2つの工業団地が今年末までに稼動開始できるように手続きを完成し、進捗を前倒しすることをドンナイ省人民委員会のボー・ヴァン・チャイン副委員長はディン・クアン県およびカム・ミー県に指示を出しました。副委員長は、スピードアップするために、工業団地のインフラ整備と同時に投資家のプロジェクト実施を許可する可能性があると強調しました。
他の地域では、ドンナイ省人民委員会の副委員長が、その地域の各工業団地の稼動状況および投資進捗状況を確認するよう求めました。 農産物加工専用の工業団地を作ることが不可能であれば、環境汚染が最小限である適切な産業への投資を招待することが出来ます。 しかし、副委員長によると、タン・フー、ディン・クアン、スァン・ロックなどの農産物量の大きな地域では、農産物加工産業発展の高い目標を設定する必要があります。
ドンナイは農産物加工産業を発展させるための「第1」の産地です
ドンナイ省人民委員会のー・ヴァン・チャイン副委員長によると、国内外の専門家はドンナイ省が加工産業をはじめ農業関連産業を発展させるベトナムの「第1」産地だと評価しています。
ドンナイ省は南部の主要経済地域に位置するという利点があり、国内交通だけではなく国際交流も非常に便利な中心地です。 また、ドンナイ省の天気も気候も地質条件も安定しています。 特に、ドンナイ省のほとんどの農家がビジネスのやり方や考え方を持っているので非常に便利です。
Le Van
