作物を守るためのツムギアリの飼育モデル

水曜日 - 02/06/2021 09:55
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ツムギアリは柑橘類の害虫の天敵です。 この知識を応用して、多くの農家は柑橘類の果樹園を保護するためにツムギアリを飼育する農業モデルを適用しました。

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 Nguyen Van Tuan氏(Thong NhatHung LocHung Nghia村)は、

ツムギアリに餌を与えています。 撮影:H.Giang


このモデルは、農薬のコスト及び労力を節約し、果物の品質を向上させるのに役立っています。

 

コスト削減及び品質向上

Nguyen Van Hung氏の世帯(Hung LocHung Nghia村)は、1ヘクタールのザボンガーデンがあります。 2018年に、彼はクリーン農業について調べ始めました。「私はインターネットで調べましたが、有害な生物を破壊するには有益な生物を使用する必要があるとわかりました。特に、ツムギアリは有害な害虫を破壊し、柑橘類の木を保護するのに非常に適した種です。当時、私のガーデンにはツムギアリの巣がありましたが、数が少なかったです。その後、家の周りからさらにアリを集めてきました」とTuan氏は語りました。

また、Dang Van Chuc氏(Thong NhatHung LocHung Nghia村)は、5ヘクタール以上の農地があり、ドラゴンフルーツ、カシューナッツ、バナナなど、さまざまな作物が栽培されています。そのうち、レモンとザボンの栽培地もあります。ある日、ガーデンを見回ったとき、Chuc氏はザボンの木にたくさんのツムギアリが集まり、これらの木は害虫に苦しんでいないことに気付きました。それで、Cho Lach県(Ben Tre省)の何人かの農家に経験を聞いてみました。

Cho Lach県の知り合いは、ツムギアリは柑橘類に非常に良いと言います。それからアリの育て方、広げ方も教えてくれました。育てる方法はとても簡単で、餌として鶏やアヒルの腸を木に吊るすだけで、ツムギアリがたくさん集まってきます」とChuc氏は共有しました。

Tuan氏とChuc氏は、Thong Nhatで、作物を保護するためにツムギアリを飼育する農業モデルを使用し、クリーン農業を行った最初の農家と見なされています。このやり方を3年間で続けた結果、二人ともある程度の成功を収めています。

ツムギアリは、虫、アブラムシ、チャームワーム、コナカイガラムシ、悪臭アリなどの柑橘類の果樹園の有害な害虫を殺すことができます。 したがって、ツムギアリがいるレモンやザボンの木は、ほぼ100%昆虫がいません。その為、農薬を使用する必要もなく、農薬の噴霧に時間を費やす必要もありません。これは健康保護、生態系のバランス、環境保護、コスト削減などの多くの利点があります。

特に、化学薬品を使用せず、害虫や病気に害されることなく自然に成長することにより、ツムギアリによって保護された柑橘類の木は、大きくてジューシーな果実を生み出します。「ザボンを作る人々は、ワーム虫を恐れていますが、ツムギアリはこのワーム虫を殺すことができます。 コナカイガラムシもツムギアリの好きな餌です。ツムギアリを庭に飼育しておけば、果実の品質が一番だ」とChuc氏は自信を持って語りました。 

Chuc氏によると、ガーデンでツムギアリを飼育することには1つの欠点しかありません。それは収穫するときに刺されないように注意しなければならない事です。

Chuc氏によると、農薬を使用せずに、植物を好きなように開花させ、果実を保護する他の多くの方法があります。例えば経験に応じて、灌漑用水、肥料の投与量を調整するなどです。Chuc氏の1.8ヘクタールのレモンガーデンについては、作物を保護するためのツムギアリを飼育する農業モデルの適用のおかげで、一年中収穫でき、月収約700万〜800万ドンがあり、コストはその10%しかかかりません。

 

数を増やすには時間がかかります

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Dang Van Chuc氏(左)とNguyen Van Tuan氏は、Chuc氏のレモンガーデンを見学しています。

撮影: H.Giang

ツムギアリを育て始めたとき、Tuan氏は親戚や近所の人からたくさんの反対意見を受けました。それらの意見にもかかわらず、彼は決意をもって進めました。結果として、Tuan氏の努力は報われました。アリは徐々に成長したくさん集まってきました。現在、アリはザボンガーデンを覆い、季を上手く守っています。

梅雨は害虫、虫、アブラムシが繁殖する季節であり、アリの餌にもなりますので、他の餌を与える必要はありません。暑い乾季に、自然の餌が少なくなるとき、鶏やアヒルの腸、乾燥魚などの餌を与えなければならなりません。週に1回または2週間に1回給餌します。それだけでツムギアリの維持と成長に十分です。

ツムギアリの飼育に加えて、Tuan氏はIMO酵母を使用して植物用のバイオ肥料を製造しています。したがって、彼は廃棄物、食べ残しなどを活かし堆肥化した後に、水と混合させ、作物に与えます。このやり方のおかげでコストを削減し、より多くの果実を成長させ、品質を確保する事が出来ています。

ツムギアリの飼育について、Tuan氏は次のように述べています。「ツムギアリの飼育は非常に簡単で、時間も労力もかかりません。しかし、正しく実施しない場合、アリは減ったり、死んだりしてしまいます。作物を保護するためにアリを飼育するのであれば、農薬を使ってはいけません。アリが死んだり、逃げたりするわけです」。

これは、柑橘類の果樹園を保護するためにツムギアリを飼育する農業モデルを適用したい農家の課題でもあります。Chuc氏によると、アリの数を増やすまでに1年間かかります。一方、農民は作物が害虫や病気に襲われると焦って農薬を使ってしまって、アリが逃げてしまいます。これまでのところ、多くの農家はこのモデルをチャレンジする事が出来ません  

                                                          Hoang Giang

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