省の広い養殖エリア
何年も前から、Nhon Trach県はDong Nai省の最大の養殖地域になり始めました。当初は川の水表面積及びマングローブ林の水表面積のみでしたが、最近は塩分濃度の影響で効率の低い稲作地も水産養殖に転換されました。ピーク時にNhon Trach県には、エビを中心に22,000ヘクタール以上の養殖面積がありました。しかし、ほとんどは粗放養殖方式(自然農法、幼エビを増やさない、給餌なし)、あるいは改善された粗放養殖方式(幼エビを増を増やす)であるため、密度、水源、病気を管理出来ず、放棄された池の面積は段々多くなってきます。
Nhon Trach県の経済部長のNguyen Van Nhan氏は、水産養殖は農業の強力な分野であると述べました。しかし、自発的な養殖で投資資本が少なく、病気や水質汚染により、養殖面積が減少しました。現在、この同県には水産養殖に適した1.9千ヘクタール以上の水面があり、そのうちにエビの養殖面積は1,879ヘクタールで、残りはカキ、ハイガイ、あらゆる種類の魚の養殖面積です。稲作やメラレウカ、マングローブなどの林業と比較して、エビ養殖、特にCP技術による白足エビ養殖は養殖地域の環境衛生状態を確保でき、水源の塩分が増える現在の状況に相応しくて、約30億VND/ha /年の利益をもたらしています。
Nguyen Huy Binh氏(Phuoc An町Ba Truong村)は、事前にわずかな稲作面積で年に1回しか栽培しなかったが、現在は3ha以上のハイテクエビ養殖場を持っています。さらに、彼は他の2ヘクタールの養殖場にもお金を出し合って投資しています。
Binh氏によると、以前は、Phuoc An町の人々は年に2回の稲作を栽培できたが、その後塩水侵入により、多くの地域で年間1作物しか栽培できなくなりました。多くの人が畑を捨てたり、メラルーカの栽培に切り替えたりしますが、経済効率は高くありません。彼自身は畑を改修し、粗放養殖方式でエビ養殖に切り替えましたが、水質汚染で失敗しました。諦めずに、彼は池の底にキャンバスシートを敷いて、幼エビとエビ専用の餌にお金をかけました。それらか利益が出て、彼は徐々にエビ養殖場を開発し、町で最も効果的な集中エビ養殖場になっています。
「現在、私は18の池を持っており、そのうち2つの池は幼エビを飼うためのもので、残りの池はエビを養殖する為の物です。平均収量は約60〜80トン/ haです。すべての池、水は100%消毒されています。播種のたびに、餌や医薬品を提供する会社が技術者を派遣してサポートしてくれます。私のエビはとてもいいので、北部にも多く販売されています。現在、タイプ1のエビ(35-37匹
/kg)の価格は17万VND / kgで、旧正月前より約5万VND/kgも高いため、今年は儲かるでしょう」とBinh氏は語りました。
C.Pベトナム畜産株式会社の技術者がエビ養殖技術を指導しています
CP技術を応用して集中的なエビ養殖を奨励
Nhon Trach県経済部によると、現在、改善された粗放養殖方式での1.5千ヘクタール以上のエビ養殖場があり、平均収量は3トン/ha/回、利益は約1億2000万VND / ha/年です。集中養殖面積は約330ヘクタールであり、通常の集中養殖場の収量は6トン/ ha /回で利益は約2億7000万VNDです。CP技術を応用したバナメイエビ養殖の場合、収量は60~80トン/ヘクタール/回
、年に4回を回せば利益は30億に達する可能性があります。
「CP技術のでバナメイエビの養殖は農家が密度、幼エビの生存率、水質、餌、廃棄物を管理できるため、利益が高くなります。Nhon Trach県は、経済、病気、環境の問題を解決するために、このモデルの開発を引き続き奨励しています」と、経済部の代表者は述べました。
330ヘクタールのエビの集中養殖面積では、Phuoc An町とVinh Thanh町にCP技術での約100ヘクタールの集中養殖面積があります。 農家によると、このモデルの欠点は多額の投資資本です。 地下池の場合は、コンクリートの堤防を建設する必要があります。地面上の池は、池を地面に固定するための鉄枠が必要です。さらに、底に部のキャンバスシートを敷設し、餌供給管、廃棄物収集管、24時間年中無休で稼働する酸素発生器、発電機のシステムに投資する必要があります。
Phuoc An町のBach Cong Tai氏は、2020年末までに、2ヘクタールの面積に地面上と地下を含む9つの池に14億VNDを投資したと述べました。最初のシーズンでは、彼は70万匹の幼エビを飼って、約16.5トンの肉エビを収穫しました。 当時のエビの平均価格は16万VND/kgで、26億VND以上の金額を回収しました。投資コスト、餌、医薬品、人件費を引くと、彼は1億以上儲かりました。Tai氏は、省内外の人々が見学するためのモデル養殖場を構築するために、同社の餌と医薬品のコスト支援を受けていると付け加えました。「技術応用のエビ養殖には大きな投資コストがかかりますが、たった1回の収穫で資本を回収することができます」とTai氏は述べています。
農家がCP技術を応用した集中的なエビ養殖に切り替えるのを支援するために、Nhon Trach県は、水産養殖地域への道路、給電、灌漑システムに投資しました。さらに、各町でのエビ養殖協同組合を設立し、VietGAPエビ養殖場を開発しています。同時に、エビ養殖地域での技術インフラプロジェクトへの個人や企業の投資を呼び掛けて、地域での持続可能な養殖プロジェクトの開発を図ってきます。また、科学技術局と連携して、Phuoc An町の既存の池でハイテクエビ養殖のパイロットモデルを構築し、そのモデルを他の養殖場に拡大します。
ボックス:CP技術を応用したエビ養殖モデルは、C.P畜産ベトナム合資会社によって構築され、完成され、農家に移転されたモデルです。 このモデルでは、農家は、農業環境を清潔に保つために、池、水源、廃棄物の処理プロセスに準拠し、幼エビの数に適した餌の量、医薬品の量を確保し、販売時にエビに耐性物質が残留しないように工夫する必要があります
Phan Anh
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