持続可能な社会経済的発展を確保するために、何年も前に、省は生産団地を設立し、環境汚染リスクのある小規模の生産施設をこれらの生産団地に集める方針を持っている。
Bien Hoa市、Tan Hoa町の大工工場
環境に悪影響を与える小規模な生産施設はまだ移動されていない内に、多くの住宅地では新しい生産施設が新設され、人々が不満している。
多くの施設は環境基準を満たしていない
最近、Trai Dai町27組の3A通り(Bien Hoa市)の多くの人々が、騒音と振動を起こす機械がたくさん置いてあるL.H氏の生産施設は周辺の建物の壁に亀裂を起こす事について苦情を申し立てている。この苦情は町レベル及び市レベルの人民委員会まで何度も申し立てられていた。
Trai Dai町人民委員会のNguyen Van Tuong副委員長によると、これは氷を作る施設であり、2019年末から1日あたり約1.5トンの氷の規模で操業を開始した。有権者との会合で人々のフィードバックや意見を受けた後、町人民委員会の幹部は3回確認に来て、振動及び騒音の防止対策を要求していた。また、市の機能部門の職員も来て、臭いや騒音の解決を求めたが、これまでのところはほとんど改善されていなかった。その以外、Trang Dai町では近年、さまざまな業界で多くの事業所が設立され、人々に迷惑をかけている。
Trang Bom県は、省の大工、手工芸品が発展している地方であり、約300件の生産施設がBinh Minh町、Quang Tien町、Bac Son町、Song Trau町及びHo Nai3町に集中している。いくつかの施設は大規模で、地元の労働者に雇用を創出し、製品は海外に輸出され、大きな収入源をもたらしている。しかし、それらのほとんどはまだ家庭規模であり、環境の基準を満たしていなくて、騒音やほこりが発生している。
Trang Bom県の代表は、当局はこの問題に気付き、Binh Minh町に木製の手工芸品の生産団地を建設するよう省人民委員会に申請し、承認を得た。省はプロジェクトの総投資コストの60%をサポートし、残りはTrang Bom県が前払いし、今後はこの生産団地に参入する生産施設から回収する。この木製の手工芸品の生産団地は、住宅地の環境汚染を克服し、地区の伝統的な工芸品の開発に便利な環境を作り出すことが期待されている。地区で木製の手工芸品を生産している20近くの事業所と企業が生産団地に参加するために登録しているが、この生産団地はまだ整地工事及び技術インフラ整備中である。
資源環境局の統計によると、Tan Bien町、Ho Nai町、Hoa An町(Bien Hoa市)、Binh Minh町、Song Trau町、Ho Nai3町、Quang Tien町(Trang Bom県)には大規模な生産を組み合わせた多くの家庭生産施設がある。毎日、多くの生産施設が空気や水源への汚染及び過度の騒音を引き起こしている。たとえば、Tan Hoa町(Bien Hoa市)では、住宅地に100軒以上の木製生産施設が入り、ほこりを発生させており、人々は何度も当局に苦情を申し立てている。克服する措置の呼掛け、環境条件の確保の要求、違反に対する制裁など、多くの対策が実施されていたが、それらを厳密に実施している事業所の数はごくわずかである。
生産団地のインフラ整備の加速化
Bien Hoa市、Tan Hoa町にある大工工場
生産団地を開発し、小規模な生産施設を生産団地に集めるのは、住宅地の環境汚染のリスクを最小限に抑えるために適切な方針である。しかし、これまで、地方のほとんどの生産団地は進捗が遅れている。
資源環境局のNguyen Ngoc Thuong副局長氏は、省内のほとんどの生産団地は進捗が遅く、事業を誘致するのが難しいと述べた。具体的には、長期計画によると、省は各地区と都市に総面積が約1.5千ヘクタールの27箇所の生産団地を建設する事になっている。これまでに、インフラ整備が進んでおり基本的に完成している生産団地が4つ、インフラ整備中は3つ、建設土地の回収が完了しているのは1つ、建設土地の回収手続きが準備されているのは15つ、投資家が決まっているが未開始のは2つ、投資家の募集中が2つである。
27生産団地のうち、14つは新しい企業が運営しているが、環境関連手続きを実施しているのは9つしかない。Thuong氏によると、産業貿易局と地方人民委員会は、投資家に生産団地のインフラを完成させ、参入する事業所と企業に対する優遇措置を策定するよう促す必要がある。資源環境局は、インフラ投資家に環境関連手続きを実施し、規制に従って環境保護施設へ投資することを要求する。
資源環境局の責任者によると、経営登録証明書の申請手続きの簡素化は企業にとって好ましい条件を生み出しているが、その一方住宅地に環境汚染を引き起こす生産施設を形成しやすい結果にも繋がっている。さらに、環境汚染を引き起こす施設での事後チェックは、当局および地方自治体によって厳密に実施されていなかった。一方、違反している施設は夜間に生産したり、制裁の決定に従わなかったり、事業名を変更したり、場所を変更したりして、違反を隠す様々な方法がある。
資源環境局は、住宅地の環境汚染を最小限に抑えるためには、生産団地への投資や汚染リスクのある施設の集中生産地への移転に加えて、経営登録証明書の発行条件を厳しくして、監査を強化する必要であると述べていた。さらに、省と地区は、環境に優しい生産設備や技術への切替、職業の変更、生産団地への移動などに関して小規模事業所に財政的支援を提供する必要がある。
Anh Quan