2020年から2025年までの段階のDong Nai省の持続可能な農業開発に関するプログラムでは、豚と鶏は、依然として省の主要な農産物のリストに含まれている。Dong Naiは、畜産や家禽の数が国のトップに入り、依然として国の繁殖の「首都」である
Long Thanh県にある日本市場への輸出基準を満たす養鶏場。（写真：Nam Vu）
グローバル化段階では、Dong Naiは近代的かつ高度な技術を適用した畜産産業の持続可能な開発に引き続き焦点を当て、世界相場に参入するときに競争力を高めるように方向づけている。
近代的な畜産
2019年、畜産業はアフリカ豚コレラの影響をはじめ多くの困難に直面していた。しかしその困難にもかかわらず、畜産物の生産高は依然として21.3兆ドン以上に達しており、農林水産業全体の生産高は41.8兆ドン近くであり、農業の大きな割合を占めている。
特に、養豚業は徐々に回復しており、総頭数は約210万頭、前年同期比較で8.3％以上減少していたが、 アフリカ豚コレラの被害により大幅に減少した時期と比較して数十万頭も増加している。Dong Naiの最大の利点は、まだ雌豚の数が多くて、他の地方と比べて豚の数が多い事である。これは主に、専門的かつ系統的なシステムが整備されている大企業や繁殖農場により挽回される。
CPベトナム繁殖合資会社（Bien Hoa市のBien Hoa２工業団地）の副社長であるTran Tien氏は、現在同社は南部に多くの雌豚農場を安定的に運営していると述べていた。CP会社は繁殖活動の再構築も行っており、住宅地から遠く離れた農場の開発と優れた疾病管理を優先している。同社は、各養豚場に技術者や獣医者を派遣しアフリカ豚コレラの予防と管理について支援している。
家禽業の発展傾向について、東南家禽協会の副会長であるLe Van Quyet氏は、この時期の養鶏業は自発的ではなくて、現在、大規模な農場での数は全体の90％以上を占めており、ほとんどの農場は現代的な工業の規格に従うシステムが投資されており、大企業のサプライチェーンにに参加していると語った。
持続可能性な発展を目指す
Dong Naiは、産業および大規模な畜産の発展を奨励している。
写真：Tan An町（Vinh Cuu県）にあるHoa Phuong畜産農場（撮影：Nam Vu）
今後の方向性として、畜産業は、安全基準を満たし、大規模な産業として発展し続ける。したがって、畜産農家は、生産性を向上させ、国内市場だけでなく輸出もターゲットとする製品のサプライチェーンを構築することにより、国際相場に参入する際の長期的な競争力の向上を図る必要がある。また生産、食肉処理、加工から消費までのクローズドシステムの農産物の生産を構築する必要もある。
特に、畜産製品チェーンのブランド化も適切に投資する必要がある。特に、VietGAHP認定を取得した製品は高品質と信頼性により消費の安定化を取り組む必要がある。
農業・農村開発局のHuynh Thanh Vinh局長によると、Dong Naiの利点は、畜産業の生産から消費につながるチェーンで多くの大企業が参加している事である。グローバル化段階の畜産開発の方向において、省は品種の提供や技術移管に関して企業と小規模畜産世帯との連携を奨励し続け、安全な畜産業を目指している。
Nam Vu
Dong Nai省を訪問した際、農業農村開発省のPhung Duc Tien副大臣はDong Naiの品類をはじめ養豚の回復を高く評価していた。最近の豚の価格増は、クリーンなバイオセーフティの畜産の開発機会になり、年末の市場への豚肉供給が確保できる。
