(CTT-ドンナイ) - ベトナム海事局は、ニョンチャック地区のフックアンコミューンにあるフックアン港の第6埠頭の開設を正式に発表した。発表によると、フックアン港の第6埠頭は、ベトナムと外国の船舶の出入り、荷物の積み下ろし、その他の関連海事サービスを行うために使用される予定である。
フックアン港プロジェクトは、2024年9月中旬から稼働する予定。
第6埠頭は橋梁システムにより海岸線と接続されている長さ335m(連絡橋2本を含む:AB3進入橋長さ53m、AB4進入橋長さ55.6m)。第 6 埠頭は最大トン数 60,000 DWT のコンテナ船を受け入れることができる。
フォックアン港プロジェクトは、ニョンチャック地区に位置し、規模約800ヘクタール、総投資額約20兆ドンナイのドンナイ最大の港湾である。配備される港湾エリアの面積は180ヘクタール以上、埠頭の長さは3,000メートル以上で、トン数6万DWTの船舶を10隻同時に受け入れ可能である。港を通過する貨物の輸送能力は、一般貨物で約 650 万トン/年、コンテナ貨物で約 250 万 TEU/年である。
フックアン港はドンナイ省税関部ニョンチャック税関支局の管理区域となっている。然し、この国のタイプI国際港湾を管理するために、国境ゲート外の税関支局のモデルを踏襲した現在の組織モデルを持つニョンチャック税関支局は、税関管理、密輸や貿易詐欺との戦いにおける多くの不十分さと限界を明らかにしている。
また、ニョンチャック税関支局は「国境ゲート税関」として認められていないため、管理区域内に工場本社を構える一部の企業については、特定の種類の貨物の通関手続きを行うことができない。これは、この地域の企業の輸出入活動に多くの困難を引き起こしている。 具体的には、2019 年 6 月 27 日付けの首相決定第 23/2019/QD-TTg によれば、一部の輸入品は輸入国境ゲートで次のような税関手続きを受ける必要がある。タバコ、アルコール、ビール、16席以下の乗用車。シリンダー容量125cc以上のピストン式内燃機関を搭載した二輪バイク、完成三輪バイク、航空機、ヨット、各種ガソリン。90,000 BTU 以下のエアコン、トランプ、紙幣。産業貿易省が規定するリストに基づく爆発性前駆体および産業用爆発物。輸入品は政府が発行する国防と安全保障に影響を与えるリストに載っている。農業農村開発省の通知に従って病気のリスクについて警告がある国および地域から輸入される商品。産業貿易大臣の決定に基づく貿易救済措置が適用される場合の商品および貿易救済措置の回避に対する措置。
再輸出のために一時的に輸入された商品は、一時輸入品が保管されている国境ゲート税関支局で搬出されます(2015 年 3 月 15 日付省長官通達第 38/2015/TT-BTC の第 82 条に規定)財務省)。医薬品および薬効成分は、非営利目的で輸入が許可されている医薬品を除き、国境ゲートを通ってのみ輸入できる。(201 年 5 月 8 日付政府令第 54/2017/ND-CP の第 91 条第 7 項に規定)。
フックアン港の運営を円滑化する為に、省人民委員会は税関総局と財務省に対し、ニョンチャック税関支局(国境ゲート外の税関支局)の組織モデルをドンナイ省管轄のニョンチャック港国境ゲート税関支局に変更するよう提案した。税関手続きを積極的に実施し、省内外の企業向けに商品を迅速にリリースする。