森林火災の予防の自動警告システムの導入

研究チームメンバーは、自動システムから森林火災警報メッセージの受信をテストしている。

森林火災警報に技術を導入する 

最近、研究チームはDong Naiの森林大学の裏にあるガーデンエリア（Trang Bom県Trang Bom市にある）でリハーサルを実施し、効果を検証した。

森林保護軍と協力し、乾いた木や草を燃やし訓練した。燃える数分後、森林火災の自動早期検出および送信装置が煙を検知し、データを処理し、管理軍の電子メールや携帯電話に送信できた。警告情報を受け取った直後、森林保護軍は30分も経たないうちに火を消す事できた。

Tran Quang Bao先生によると、Dong Naiは南東部で最大の森林面積を持ち、乾燥期が前年の12月から翌年の4月までにかけて長い。一方、火災リスクが高い森林面積は15.3千ヘクタール以上で全体の約8％を占めている。森林火災の主な原因は通常、天候や農家に燃やされた畑の草や収穫後に残る農業廃棄物である。

パトロールと森林火災の早期検出は非常に困り、森林保護軍はしばしば望楼に留まらなければならず、検出が遅れる場合は火災が広がり、経済に影響を与えるだけでなく、森林資源への脅威もなる。

その事実に直面して、研究チームは、森林の保護に貢献し、迅速に火を消し森林火災による被害を最小限に抑える解決策を森林保護軍と協力し検討したいという願望を持って森林火災の自動早期検出・送信装置を開発し設置することを決定した。

上記のシステムルは、2020年3月から、面積1.3千ヘクタール以上のSuoi Linh森林保護ステーション（Dong Nai自然文化保護区）、面積2.9千ヘクタール以上のTan Phu県保護林の第2ステーション（Dinh Quan県Gia Canh町）及びDong Naiの森林大学での森林火災のリスクが高いいくつかの場所で設置され、試験運用を行われている。検証結果によると、火災警報の信号が100％正確であり、煙や炎を10分以内にすばやく検出できる。

さらに、このプロジェクトでは、森林火災監視ステーションで森林火災を検出し、省の管理ページから森林火災情報を送信するためのソフトウェアを開発できた。 同時に、効果的な森林火災の監視のために、森林火災のゾーニング、地形条件、交通量のマップも作成し、24か所でのシステムの設置を提案している

研究チームのメンバーである林業大学の総務部副部長のNguyen Trong Cuong先生は、森林火災の早期検出・送信システムのデータ処理は完全に自動になっていると述べた。ソーラーエネルギーとバッテリーを使う監視カメラは自動的に火災画像を処理し、データをサーバーに送信してから、管理軍に電子メールやSMSにて送信される。

Tran Quang Bao先生は、次のように提案している。「科学技術局及び関係当局は、システムが速やかに導入・展開され、森林火災の予防と対応活動への効果をもたらすように引き続きサポートするように期待している」。

システムの横展開

ホーチミン市農林大学の元講師であるBui Viet Hai先生は、このトピックとその他の森林火災の予防に関する技術的解決策の研究テーマの実用性を高く評価している。

Bui Viet Hai先生よると、山岳地帯や遠隔地での火災の検出は非常に難しい。または、検出されても、火災が広がり、大きな経済的損害を引き起こし、資源を破壊し、時には人命を脅かす場合がある。森林保護軍によるパトロールなどの従来のやり方と比較して、自動技術を導入した検出システムの方が効率が良くて精度が高い。

したがって、Bui Viet Hai先生はまた、プロジェクトチームがシステムを監視し続けて欠点（もしあれば）を改善し、すぐに省全体にシステムを導入することを提案した。

森林火災の自動早期検出・送信システムの研究トピックは、テーマの審議委員会のメンバーであるDong Nai自然文化保護区のNguyen Hoang Hao副所長からも高い評価を受けている。「研究チームは、システムの完成度を上げるために監視し改善してから、すぐに実際に導入し、森林保護に貢献してほしい」とHao先生が求めた。

一方、科学技術局のNguyen Thi Hoang局長は、森林火災リスクの高いエリアへの自動早期検出・送信装置の設計及び設置案の承認申請に関する書類を速やかに訂正し、完成してから、設置を完了し、使用者に引き渡せるように要請した。

Ha Giang